キャンプといえばテントを張って、その中で寝るのが普通。
でも、テントで寝るのって、あまり快適じゃないですよね。
私は自然の中で過ごすことは好きなのですが、どうもテントでぐっすり眠ることができないんです。
寝心地もあまりよくないし、外の世界との間にテントの布1枚という状況もちょっと不安。
夏にキャンプの話題が出ると、寝心地の悪さを思って少し憂鬱になってしまいます。
そんな風に思っていたら、車中泊キャンプを楽しむ人が増えてきているとの情報をキャッチ。
みんなキャンピングカーで車中泊キャンプをしているのかというと、そうでもないんです。
調べてみると、普通の車を改造してキャンプ仕様にすることで、車中泊キャンプをしている人が思っていたより多くいました。
自分の車の中で快適に眠ることができるなら、私のような人だってキャンプをもっと楽しめそうですよね。
一体どんな風に車を改造すれば、快適な車中泊ができるキャンプ仕様車となるのでしょうか。
向いている車種やあるといい装備を調べてみました。
車をキャンプ仕様に改造するには?
車の改造は、プロの業者に頼む方法と、DIYする方法の大きく分けて2通りがあります。
それぞれのメリットデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット | |
業者 | 仕上がりがキレイ スペースが要らない |
コストが高くなる 理想がうまく伝わらない場合がある |
DIY | 自分の好きなようにできる コストが抑えられる |
仕上がりは自分次第 法令等を自分で調べる必要がある |
特にキャンプ仕様に改造する場合、後部座席のシートを丸ごと取り払ったり、配線を増やしたりと、結構大がかり。
マンションやアパート住まいだと、作業をする場所を確保するのも大変です。
プロの業者に頼むと、費用はかかりますがスペースの確保に悩むことはなく、仕上がりにも満足できることでしょう。
一方、DIYでないと実現できないこともあります。
例えば、業者に依頼する場合は、業者の取り扱える材料の中から素材を選択しなければならない場面などが出てきます。
しかし、DIYなら自分の好きな素材を自分でどこからでも調達してくることが可能。
また、金銭的なコストとして掛かるのはほぼ材料費となるので、コストは格段に抑えられます。
大がかりな改造のみ業者に依頼して、内装や小物はDIYするなど、それぞれのいいところを活かして改造を行うのもよいですね。
私は不器用なので、業者にお願いするかな~。
キャンプ仕様への改造に適した車
いざ車をキャンプ仕様に改造しようと思っても、2シーターのスポーツカーやセダンなど、車室が狭いタイプの車ではちょっと無理がありますよね。
2シーターじゃ、そもそも寝られないわ。
キャンプ仕様に改造するのに適した車というのが、もちろんあります。
1番適しているのは、車室の広いバンタイプの車。
具体的には、ハイエースやヴェルファイアなどです。
また、ステップワゴンやセレナなどのミニバンタイプでも十分にキャンプ仕様に改造を施せるでしょう。
SUVやコンパクトカー、軽自動車でも改造は可能ですが、やはり車中泊を快適に過ごすには車室の広さは必要です。
寝心地の良さを考えたら、狭いより広い方がいいですもんね。
中古の軽バンを安く買って改造している人もいますね。
キャンプ仕様の車に入れたい装備3選
キャンプ仕様に改造するといっても、何を装備すればいいのでしょうか。
車中泊できるキャンプ仕様の車と言うために、備えるべきなのは以下の3つ。
- 寝床
- 外部電源
- シンク設備
キャンプで最も大切な寝床は、必ず装備したいアイテムの1つ。
外部電源やキッチン設備も、車をキャンプ仕様に改造する上で押さえておきたいアイテムです。
では、それぞれの詳細をみていきましょう。
快適な睡眠はフラットな寝床から
キャンプ仕様の車と呼ぶには、やはりフラットな寝床はマスト。
ベッドがしっかり平らであることで、車中泊でも快適な睡眠を得ることができます。
改造までしなくても、座席を倒せば眠れるんじゃない?
車のシートそのままでも寝ることはできますが、寝心地はあまり良くありません。
後部座席がフルフラットになるタイプでも、凹凸があるので改造を施したほうがいいでしょう。
後部座席を外して板を貼ったりして、寝床が平らになるように改造します。
これで、車中泊キャンプがぐっと快適になりますよ。
マナーも自分も守る外部電源
暑い夏や寒い冬等は気温の変化が大きくて冷暖房ために車のエンジンを付けたくなってしまいますよね。
しかし、エンジンをつけっぱなしにするのはキャンプ場ではマナー違反になってしまいます。
せっかく車中泊キャンプを楽しもうと思ったのに、室温は最悪でスマホの充電もできないのではがっかりですよね。
こういった残念な状況にならないように、外部電源はぜひ設置しましょう。
車のバッテリーを利用した電源を付ける方が簡単ですが、バッテリー容量にも限りがあります。
容量が気になって結局冷暖房を我慢することになっちゃうかも。
安心して快適な車中泊キャンプを楽しむために、外部電源はマストアイテムですね。
電源が使いやすいように、寝床の床下などの荷物スペースや、テーブルの下などに設置するのがおすすめです。
外部電源は動作音が大きいとマナー違反となってしまうので、動作音の静かなものを選びましょう。
ズボラの強い味方のシンク
水が使えるシンク設備を取り付けることで、車中泊キャンプは更に快適になります。
朝起きて顔を洗ったり、歯を磨いたりするのに、いちいち外の水道まで行くのって面倒ですよね。
水道までたどり着いても、他のキャンパーでいっぱいでしばらく待たなくちゃいけないなんてことも。
その点、車中泊の車内にシンク設備があると、そんな煩わしさとはオサラバできます。
何かで汚れた手をちょっと洗いたいときなんかにも重宝しますよ。
キャンプ仕様車をつくる際の注意点
キャンプ仕様に車を改造したい場合、気を付けるべき点がいくつかあります。
特にDIYで改造するつもりなら、これらの注意点は知っておきましょう。
大きすぎる改造は車の価値を下げる
どんな改造であれ、車をいじるときに考えるべきなのが、リセールバリュー。
あまり大きな改造を施すと、いざ売ろうとするときに車の評価額がかなり下がってしまいます。
例えば、ボディに穴を開けたりすると、ひどい場合は買い取り不可となることも。
パーツをつけかえていつでも純正に戻せるような改造なら、評価が下がることはあまりありません。
将来的に売るつもりの車には、大掛かりな改造はしない方が無難です。
車を使えないキャンプ場もある
キャンプ場の中には車両乗り入れができなくなっている場所もあります。
車の乗り入れが可能なキャンプ場は、オートキャンプ場と呼ばれるところ。
行きたいキャンプ場がある場合は、車の乗り入れが許されているかどうか調べておきましょう。
また繁忙期など、時期によって車の乗り入れがNGとなるキャンプ場もあるので、注意が必要です。
内装の欠陥状態は絶対にダメ
車を改造する場合に、1番大事なのは走行中の安全性です。
特にDIYした場合、もし内装が不完全な状態で走行中に壊れてしまったら、乗っている人は大怪我をしてしまいます。
さらに走行中に車内でトラブルが起こると、ドライバーの注意が逸れて他の車との事故にも繋がります。
キャンプでの快適性も重視したいところですが、安全を最優先に考えましょう。
自分だけでなく他人を巻き込んでしまうので、欠陥状態で走るのは絶対にNGです。
まとめ
車をキャンプ仕様に改造することで、快適なキャンプライフが送れます。
車中泊キャンプをすれば、もうテントの寝心地に憂鬱になることもありません。
急な天候の変化で雨風も防げて、外からはしっかりした車体に守られていて安心。
これならテントでキャンプするよりも、もっとキャンプを楽しめそうです。
改造も自分で行えば安く出来てオリジナリティを出せますが、もしやるとしたら私は不器用だから業者にお願いすることにします。
大きい改造や細かい作業が必要なことは業者でやってもらって、ステッカー貼ったりするのは自分でしようかな。
あなたも、車をキャンプ仕様に改造して、快適にキャンプライフを楽しんでください。