キャンプだけではなく、バーベキューや海水浴、庭で子供たちを遊ばせる時の日よけなど、いろいろなシーンで活躍してくれるタープ。
ビシッと張られているタープは、かっこよくて憧れますよね。
しかし、実際設営してみると歪んでしまったりたるんでしまったりと、タープを張るのってちょっと難しく感じませんか。
私もキャンプに行くようになってタープに憧れていますが、上級者向きに思えてなかなか手が出せませんでした。
また、何度やっても上手くいかないと、持っていても使わなくなってしまいますよね。
そこで何かいい方法があるはずだと思い、タープの張り方のコツを調べてみました。
この記事ではそのコツをご紹介。
これまでなかなかうまくいかなかったあなたも、この記事を読めばタープをキレイに張るコツが分かりますよ。
タープの張り方のコツとは?
「タープはかっこいいけど、素人にできるのかな」
「思い切ってやってみたけど、いつも時間がかかってしまう」
「何度やってもたるんだり歪んだりしてしまって、うまくいかない」
などなど、タープはハードルが高い印象がありませんか。
実は、タープの張り方にはコツとポイントがありました。
今まで上手くいかなくてタープを諦めていた方はもちろん、ビギナーの方にもおすすめですよ。
美しくかっこよく「映える」張り方
まず、タープを張るには十分なスペースが必要です。
最低でもタープ本体の2倍のスペースがあるといいでしょう。
地面はなるべく平らでゴツゴツした大きな岩が無い場所を選びます。
また、日影ができていなかったり、風を受けてバタついている様子をたまに見かけるので、太陽の動きや風向きを考える必要があります。
我が家の場合はテントですが、太陽のことをあまり気にせず設営してしまい、テントのひさしを伸ばしても全く日影ができない、と言うこともありました。
以上の点を踏まえて設置場所が決まったら、3つのポイントを見ていきましょう。
- 張り綱の角度と長さ
- メインポールにタープ、張り綱の順番でセットする
- メインポールを少し内側に立てる
それでは、それぞれのポイントについてに詳しくご紹介します。
張り綱の角度と長さがポイント
ここからご紹介する方法を、出来れば2人で同時に行うとうまくいきます。
ちょっとややこしく感じるかもしれませんが、ここがタープをきれいに張る時の重要なポイントになる部分です。
タープを地面に広げ、天辺の稜線の直線上の両端に一直線になるようにメインポールとメインの張り綱2本、もしくは二股の張り綱を置きます。
メインポールを真ん中にして、そこから大体45度くらいの角度で張り綱を広げます。
三角形を作るイメージです。
張り綱の三角形の底辺が、メインポールの終わりの部分と一直線に来るように、張り綱の長さを調整します。
「45度の角度と張り綱の長さをメインポールと同じにする」
ここが失敗しない秘密のポイントです。
三角形に伸ばした張り綱の先の2か所にペグを打ち、張り綱をひっかけます。
この時のペグは、地面から大体45~60度くらいの角度で、外側に傾けて斜めにしっかり打ち込みます。
こうすることで、風で引っ張られて抜けてしまうような事がなくなります。
また、メインポールを立ち上げた時の目印として、タープの鳩目の横に余っているペグを打っておくと分かりやすいです。
タープと張り綱の順番がポイント
次にメインポールに、タープの鳩目、張り綱の順でセットします。
(鳩目とは、タープの角などに付いている穴の事で、丸い穴あき金具で補強されています)
張り綱でタープを押さえるイメージです。
これを逆にしてしまうと、風でタープが飛ばされてしまうのでかなり重要です。
メインポールの角度がポイント
「せーのっ」で2人同時にゆっくりとメインポールを立ち上げます。
最初にタープを広げた時に目印に打ったペグの辺りまで立てていきます。
タープは風にあおられると重量が増すので慎重に。
メインポールは地面から垂直よりも少し内側にして立てると安定感が増します。
次に、引っ張りすぎに注意してメインの張り綱を調整し、テンションをかけてペグをしっかりと打ち込みます。
スペースが足りず、メインの張り綱が短すぎるときれいに張れないので、最初の段階でスペースを十分に確保しましょう。
天辺がピンッとキレイに一直線に張れていて、メインポールのぐらつきやメインの張り綱のゆるみが無ければサイドを広げます。
たるんでいると風でバタつくので、たるみが無いように張り綱の角度を決めてペグダウンしましょう。
これで完成です!
どうですか、意外と出来そうな気がしませんか。
難しそうに感じていましたが、手順にそってポイントを押さえれば、慣れていなくてもきれいに設営できそうですよね。
文章だけでは分かりにくいと思うので、動画も参考にしてみてください。
タープを張るときの注意点
タープの張り方のコツが分かったら、注意点も少し見ていきましょう。
まず、スムーズに設営できるようにタープを張る時に必要な道具はそろっていますか。
- 幕体→タープ本体
- 張り綱→メインで使う長めのものとサブで使う短めのものを用意しましょう
- ペグ→地面の質や状態にもよりますが、30㌢の長さがあると安心です
- ペグを打ち込むハンマー
- ポール
中にはタープ本体だけではなく、これらの道具がすべてセットになっているものもあります。
初めてタープを購入する場合や、何から揃えればいいか分からない時など、チェックしてみてください。
次の注意点としては、ペグは深めにしっかりと打ちましょう。
タープが風にあおられて抜けてしまったり足をひっかけると危険です。
私は実際にペグにつまづいて、転んでしまった経験があります。
私は膝を打ったくらいで済みましたが、小さな子供さんがいる場合などは大きなケガにつながるので、特に気を付けなければいけません。
そして、タープを張る場所にも注意が必要ですね。
キレイに整備されている場所などはあまり心配いりませんが、山あいなど自然が豊かな場所は、日常にはない時間を過ごすには最高ですが、危険も潜んでいます。
雰囲気がいいと思っても注意しましょう。
終わりまで楽しい時間を過ごすためにも、安全で快適な場所選びも大切ですね。
また、危険な場所ではなくても風が強すぎるような時は、無理をせずあきらめることも必要です。
まとめ
キャンプやバーベキューなどアウトドアに欠かせない、タープの張り方のコツをご紹介しました。
タープと言えば、今までは歪んだりバタついたりとなかなかうまくいかなくて、ハードルが高いイメージでした。
でも、手順とコツを理解して何回か練習すれば、ビギナーでもかっこよく設営できそうですよね。
また、タープはいろいろな種類があって、それぞれでやり方が違うと思っていましたが、オープンタープの基本になる張り方はほとんど同じなんですね。
それだけでも、かなりハードルが下がります。
これからは、ササっとかっこよくタープを完成させて、みんなとの楽しい時間が過ごせますね。
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